ボケた徘徊老人を大声で探す時の工夫
先日も来てくれた、Sさん(女性、85歳。83歳まで勤めていた)との対話
私 「Sさん、ご主人はどうですか」
Sさん 「もうボケちゃってね、あちこち出ていくから探すのが大変なんです 」
私 「いつもどこか、同じところに行くんじゃないですか」
Sさん 「そうなの、深川の生まれだから、浅草や銀座に行きたがるの 」
私 「あんな都会で見失ったら、どうするんですか」
Sさん 「大きな声で、ケンちゃーーーん、て叫ぶんです 」
私 「なるほど、ケンちゃんだったら、まさかおじいちゃんを捜してるとは
だれも思わないですものね 。孫の男の子を捜していると思うんじゃないですか」
Sさん 「そうなんです。だから大きな声を出しても、誰も不思議に思わないんですよ」
この話を女房にしたら、
妻 「あなたがボケてしまって、徘徊するようになったら、なんて呼ぼうかしら。フフフ」
私 「道雄様ーーーーが、良いんじゃないか 」
妻 「様は変よ。道雄くーーーんが良いよ。それとも、ミッチャーーーーン 」
私 「チョットなー、恥ずかしいよ 」
妻 「ミヂオクンはどう。もっとなまって、ミヂオッコは 」
秋田弁では、ミチオをなまってミヂオという。そしてなんでも、コと付ける。
今でも帰省すると、親の世代からは「ミヂオッコ、良く来たなー」と、声をかけられるのだ。
私 「めんどくさいから、ジーサマーーーで良いよ。あーあ、ボケたくねーよ」
毎年2月は同級会。じ様とば様になりかかりの集まり。
みんなが、ミヂオッコと呼ぶんです。
ボケてから呼ばれても大丈夫なように、予行演習で慣れておくか。
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