雌雄と牝牡
雌雄はまだしも、牝牡を読めますか。ヒンボと読むんです。
どちらも、性別を表すのですが、雌と牝はメス ♀を表し、雄と牡はオス ♂を表します。
私も知らなかったのですが、雌雄は鳥の仲間に使うもので、それ以外の動物には、
牝牡を使うのだそうです。
隹という文字はトリと読みます。だから、隼(はやぶさ)とか雀(すずめ)などに、
この字が使われますものね。
ですから、女性をののしる言葉で「この、メス(雌)ブター」などというのがありますが、
この場合は、「この牝(ひん)ブター」というのが正解でしょうね。
しかし、ヒンブターでは、なんとなく貧ブタという感じで、デブをののしる言葉としては、
少し迫力不足です。
ちなみに、私の名前は、道雄(ミチオ)です。ちゃーんと雄という字がついておりますから、
オスの仲間でありますが、鳥の仲間ではないので、道牡(ミチボ)君というのが
正しいのでしょうか。
なんとなく、夕暮れのさみしい感じがしませんか。
人に名前を聞かれたときに、道路の道に、英雄の雄という字ですと答えるのですが、
オスメスのオス(雄)ですとは、なかなか言いにくいものです。
しかし、英雄の雄という字は、オスを意味するわけですから、
昔から英雄というのは、男に決まっていたのですね。
雌雄を決するという言葉もあります。戦って勝ち負けを決めること。
雄が強く雌が弱いという前提のもとに作った言葉です。
男か女かと、正体を暴くという意味ではありません。
最近は、雌雄を決するというよりも、雌雄を判別できない人が多くて困っています。
一方広辞苑などを見てみますと、牝という字は、ひんの項目の一番に掲載されていますが、
牡という字は、掲載すらされておりません。
男女差別というよりも、完全にメスの方が強い、優位に立っているという世の中の現実を、
さすがの広辞苑様も認めないわけにはいかなくなったのでしょうか。
競馬の好きな友人が言ってましたが、牝馬(ヒンバ)というのはもちろんメス馬ですが、
メスとオスが一緒に走ると、ほとんどメス馬が勝つそうです。
オス馬は、メス馬のお尻の後をくっついて走っていくようで「これー、もっとまじめに走れー」と、
この友人は、いつもオス馬を怒鳴り付けるのだそうです。
馬の世界でも、メスが優位。こういう場合は、メス馬に賭けた方が儲かるようです。
なお、菅原家でも、事情は同じであることを、申し添えておきますです、ハイ。
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